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NECエレ,中国の設計ハウスと組み,中国の地デジ対応テレビの試作機を開発

NECエレクトロニクスは,中国の地上デジタル放送対応テレビの試作機(ボード)とソフトウェア一式を,中国企業と共同開発したと発表した。NECエレが中国で地デジ対応テレビを試作したのは今回が初めてである。

 NECエレは,同試作機の開発に当たり,100%子会社の日電電子(中国)有限公司(以下,NECエレクトロニクス中国)を通じて,中国のShanghai RaisingSun Digital Video Technology Co., Ltd.(以下,RaisingSun)と手を組んだ。RaisingSunは,ソフトウェアおよびボードの設計会社である。

 同試作機には,NECエレの画像処理用SoC「EMMA3TL」が搭載されている。このSoCにNECエレのドライバ・ソフトウェア,およびRaisingSunのミドルウェアとアプリケーション・ソフトウェアを組み合わせて実現した。テレビ・メーカーは試作機のボードやソフトウェア一式をそのまま採用することによって,H.264/AVCに準拠したフルハイビジョンの地デジ対応テレビを短期間で市場投入可能になる,という。

次は欧州向けを共同開発へ

 NECエレは,NECエレクトロニクス中国内に中国のデジタルAV市場向けの製品開発や技術サポートを行う「中国デジタルAVアプリケーションセンター」を2006年4月に設立した。これで,デジタルAV向け半導体事業体制を強化し,さらに中国のセット・メーカーとの技術提携や,ソフトウェア会社との協業を推進し,事業拡大を図っている,とする。

 NECエレによれば,中国におけるデジタル・テレビの生産台数は,2007年度の8000万台から2012年度には1億200万台にまで拡大すると,いう。この市場拡大を見込み,RaisingSunと共同で事業展開を図ることを決め,2008年5月からEMMA3TLを用いたテレビの試作機の共同開発を推進してきた。両社は今回の開発に続き,欧州テレビ市場向け製品の共同開発を行うことにも合意しており,今後,開発活動を推進する計画である。

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